「里帰り出産ってやっぱり楽なのかな?」「久しぶりに実家に長く滞在するけど、大丈夫かな?」「里帰り出産をした場合のメリット・デメリットが知りたい」こんな悩みがある方も多いのではないでしょうか。妊娠が判明し、里帰り出産をするかしないかを決めるのに意外にもあまり期間がないのが驚きだと思います。ここでは、里帰り出産のメリット・デメリットをお伝えします。
里帰り出産とは?
実家に帰省し出産することを里帰り出産といいます。妊婦検診を受けていた場所以外の病院等で出産します。里帰り先の病院等で決められている妊娠の週数から出産後まで、数か月間里帰りする方が多いです。
わたしの場合、妊娠34週以降の健診を里帰り先の病院でするように言われたよ。
1か月健診を里帰り先の病院でしてもらって、産後2か月まで里帰りしたよ。
里帰り出産のメリット
精神的にも肉体的にも一番きつい時に頼ることができる
臨月になると身体を動かすのも大変になり、睡眠も思うように取れずしんどいと感じる人もいます。出産の恐怖で精神的に不安定になることもあります。
また、産後一か月は身体が痛く、歩くのもままならない、という場合もあります。自分の身体がつらい中、慣れない生まれたばかりの子供のお世話をするのは大変です。産前産後の急激なホルモンバランスの変化により、マタニティブルーや産後うつになることもあります。
そんな時に、洗濯・料理・掃除をしてくれ、寝てるだけでいいのよ、といってくれる存在が近くにいるのはとても心強いです。
破水等での緊急事態にも安心
もし、家に一人でいるときに何かあったらと思うととても怖く不安です。特に初めての出産の場合、出産のイメージができず、突然の緊急事態への心積もりがなかなかできません。
そんなとき、家に誰かしらいると安心です。親が定年し、家にいつもいる、という方もいらっしゃるかもしれません。マタニティタクシーという手もありますが、落ち着いて対応してくれる人が他にもいるという安心感は大きいです。
子育て経験者の親に相談することができる
子育てはわからないことだらけです。特に、生後1か月の赤ちゃんは泣いていることがほとんどで、「なんで泣いているの?」「なんで寝ないの?」と疑問だらけです。最近では、病院や行政のサービスが充実しており、相談先が増えてきています。しかし、すぐ近くに子育て経験者の親がいることで、ふとした疑問を相談することができます。
人の手が多くなる
単純に人の手が多くなるので、自分が休める時間が多くなります。寝かしつけを交代でしたり、ご飯を交代で食べたり、お風呂もゆっくり入る時間も持てるかもしれません。
「産後一か月は針仕事をしてはいけない」という言い伝えもあるように、一か月は自分の身体を休めることを優先させてあげることはとても大切です。
親孝行になる
「里帰りをしたら親は大変ではないか」という不安もありますが、親にとって、子供の緊急事態に頼ってくれるのはとても嬉しいことです。
親御さんが忙しい場合でも、一度相談をしてみるといいかもしれません。自分が思っているより、親は子供のことをとても心配しているかもしれませんよ。
里帰り出産のデメリット
立ち合い出産の場合、間に合わない可能性がある
出産にかかる時間は、初産婦で12~15時間、経産婦で5~8時間と言われています。しかし、出産も時間も三者三様で、人によって全く違います。
立ち合い出産を希望する場合、早めに連絡をする必要があります。里帰り先と距離がある場合、連絡をするタイミングが難しいです。
わたしの場合、前駆陣痛なのか本陣痛なのか分からず 早めに夫に連絡してしまい、
二人で一日病院で過ごしたよ。人によっては一度帰されることもあるみたい。
ただ、陣痛からずっと夫にいてもらえたため、安心はできたよ。
生活リズムや考えが合わない
親と何年も離れて暮らしていて、いざ里帰りしてみると、「生活リズムが合わず逆にストレスだった」という人もいます。親世代の出産・子育ての常識と、今の常識が違うことがあり、考えが合わないことがあります。マタニティブルーもあり、イライラや不安がある中でさらにストレス要素が増えてしまう恐れもあります。
里帰り前に一度受診する必要がある
病院等にもよりますが、妊娠中期に一度里帰り先の病院で健診を受けるように言われることがあります。つわりなどで身体がきつい場合や、距離が遠い場合に帰ることが大変かもしれません。一度電話で相談してみてもいいかもしれません。
小さい赤ちゃんを連れて帰ることが大変
生まれたばかりの赤ちゃんはふにゃふにゃで、首も座っていないため、車や電車等で移動することが大変です。一か月健診のあと、外出の許可が出る場合が多いですが、それでもまだ小さく、赤ちゃんにとって大移動は大きな負担になります。季節にもよりますが、赤ちゃんは体温調節が未熟なため、暑さや寒さの対策が必須です。
また、生まれたばかりの赤ちゃんは、授乳・ミルクや、おむつ替えの回数がとても多いです。少し進んでは泣いておむつ替え、また少し行っては泣いてミルク、ということがよくあり、赤ちゃん連れの移動は大変です。
夫が子育てをはじめるタイミングが遅れる
おむつやミルク、寝かしつけ等慣れてきたころに戻った場合、夫はこれから子育て始め、ということになります。そのため、お母さんがそのままの流れでおむつ替えをしたり、寝かしつけをしたりする場合もあるかもしれません。
また、里帰り中の子供の成長を間近で見ることができず、さみしい思いをする旦那さんもいるかもしれません。写真共有アプリやビデオ通話で共有してあげるといいですね。
里帰りする、しないにかかわらず、一番リラックスできる環境で、安心して出産できることが一番大切です。不安もたくさんあると思いますが、きっと手を差し伸べてくれる人は周りにたくさんいます。一度ご両親や旦那さんに相談してみてもいいかもしれません。身体を大切に、今は自分のことを一番に過ごしてくださいね。
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